こだわりの詰まった古民家とヨーロピアンの共存




















DATA
- エリア
- 伊賀市
- 築年数
- 築50年
- 費用
BEFORE PHOTO
STORY
新築という選択肢を超えて。受け継ぐべき価値を「再生」する
このプロジェクトが始まった当初、敷地に建っていた既存の古民家は傷みが激しく、一時は解体撤去した上での新築計画が進んでいました。しかし、歴史を重ねてきた立派な梁や柱、今の時代では再現できない職人技の数々を目の当たりにし、私たちは「この家の魂を未来へつなぎたい」という強い想いに至りました。
暗く寒かった空間、使い勝手の悪さに悩まされていた水回り。それら一つひとつの課題を、現代の技術と職人の知恵で解決し、新築以上の心地よさと古民家ならではの情緒を両立させる。それは、単なるリフォームを超えた「建物の命の吹き込み」です。傷んでいた場所が、今では家の魅力を引き立てる最高のアクセントへと生まれ変わりました。
BEFORE
「活かす」。住まいの可能性を再発見
傷んだ土壁を整え、梁の強度を見極め、新しい命を吹き込む。一軒一軒の家と真摯に向き合い、その家にとって最良の答えを導き出すのが、私たちのスタイルです。
暗く閉ざされていた空間に、光と風の通り道を
改修前の玄関は、光が届きにくく、どうしても手狭な印象を与えていました。生活感に溢れ、建物のポテンシャルが眠っていたこの場所を、どうすれば「誇れる家の顔」に変えられるか。
既存の枠組みを活かしながらも、動線を根本から見直し、収納力と開放感を両立させる。ビフォーの状態を丁寧に調査したからこそ、今の明るく使い勝手の良い土間空間が誕生しました。
不便さを解消し、料理が楽しくなる「現代の台所」へ
かつてのキッチンは、限られたスペースに物が溢れ、家事の負担も大きい状態でした。私たちは、この場所が「ただ食事を作る場所」ではなく、「家族の笑顔が生まれる場所」であってほしいと考えました。
古い家の情緒を損なうことなく、最新の設備をどう調和させるか。使い込まれた道具たちの記憶を、新しく機能的なシステムキッチンへと繋ぎ、ストレスフリーで豊かな食卓を叶えるリフォームを目指しました。
AFTER
暮らしに寄り添う、使いやすい玄関空間
木のぬくもりを感じる玄関に、たっぷり収納できる可動棚を設置しました。
靴や趣味の道具、日用品までしっかり整理でき、毎日の暮らしがすっきり整います。
古民家の雰囲気を残しながら、使いやすさも大切にしたリフォームです。
やさしい光が迎える玄関ホール
既存の趣を活かしながら、明るく開放感のある玄関へ。
木の素材感と自然光が心地よく、帰宅した時にほっとできる空間になりました。
昔ながらの良さを残しつつ、現代の暮らしに合う住まいをご提案しています。
梁を活かした、開放感あふれるLDK
古民家ならではの立派な梁を活かし、広々とした吹抜け空間へリノベーション。
家族が自然と集まり、ゆったり過ごせる住まいになりました。
「古いから無理かな…」と思うお家も、活かせる方法をご提案いたします。
暮らしを彩る、空間に馴染むオーダーメイドの壁面収納
木の風合いを存分に活かした、壁一面の大きな造作棚。本や思い出の品、お気に入りの雑貨まで、暮らしのすべてを優しく受け止めるデザインです。
お部屋の寸法に合わせてミリ単位で調整された棚は、後付けの家具にはない圧倒的な一体感と美しさを生み出します。年月を重ねるごとに木の色が深まり、家族の歴史とともに味わいを増していく、世界にひとつだけのライブラリースペースです。
毎日の料理が楽しくなるキッチン空間
木のぬくもりと落ち着いた色合いでまとめた、使いやすいキッチン。
家事動線にも配慮し、見た目だけでなく機能性も大切にしました。
リフォーム後の暮らしまで考えたご提案を心がけています。
静寂に包まれ、五感を潤す贅沢なひととき
畳の柔らかな香りと、障子越しに差し込む穏やかな光が織りなす、静寂の空間。職人の手仕事が光る天井の造作や、選び抜かれた銘木が、部屋全体に深い落ち着きを与えています。
四季の移ろいを座して眺め、心ゆくまで自分を解き放つ時間は、何よりの贅沢。伝統美を五感で楽しみながら、家族の絆を深めるための特別な一間です。
内と外を優しくつなぎ、庭の息吹を招く広縁
美しい木目が真っ直ぐに伸びる広縁は、庭の自然を暮らしの一部として取り込むための特等席です。素足で歩きたくなる無垢材の質感は、年月とともに味わい深い色艶へと変化していきます。
風景を切り取る大きな窓から差し込む陽だまりの中で、読書を楽しんだり、お茶をしたり。開放感あふれるこの廊下が、毎日の何気ない移動の時間を、豊かな癒やしのひとときへと変えてくれます。
細部までこだわった、落ち着きのあるトイレ・サニタリー空間
シンプルながらも、木の質感を活かした造作手洗い。
毎日使う場所だからこそ、心地よさと使いやすさにこだわりました。
小さなリフォームから古民家再生まで、お気軽にご相談ください。
日常を彩る、美意識と利便性が調和した空間
毎日使う場所だからこそ、美しさと心地よさにこだわりました。深みのあるグリーンの腰壁とクラシカルな壁紙のコントラスト、そして足元を彩るヘリンボーンの床が、空間に上品なリズムを生み出しています。
現代の最新設備を取り入れつつ、アンティーク調の棚を配して情緒豊かに。機能性だけで終わらない、暮らしの隅々にまで美学を宿したリフォームの提案です。
歴史を刻む「梁」が支える、光と風が抜ける開放感
圧倒的な存在感を放つ太い梁は、かつてこの家を守り続けてきた歴史の記憶です。その力強い造形をそのまま活かし、吹き抜けにすることで、上下階がつながる開放感あふれる住まいを実現しました。
高い天井から降り注ぐ光が、家族の団らんを優しく包み込みます。古いものの良さを再発見し、新しい価値を吹き込むことで、次世代へと受け継いでいく「山のめぐみ舎」の家づくりの象徴です。
柔らかな色彩と無垢の木に包まれる、心地よいプライベート空間
目に優しい淡いグリーンの壁紙と、温もりのある無垢の床材を組み合わせた、心安らぐ個室。古民家の面影を残す天井の梁が、空間に程よいアクセントと奥行きを与えています。
二方向に配置された大きな窓からは、周囲の豊かな緑と光がたっぷりと降り注ぎます。朝の目覚めから夜のひとときまで、自然の息吹を感じながら自分らしく過ごせる、開放感あふれるお部屋です。
細かなこだわりが光る、使い勝手と美しさを両立した造作洗面収納
毎日の身支度を楽しくする洗面スペースには、お部屋のトーンに合わせた木製の造作収納を設えました。内部にはコンセントを完備し、家電のコードもすっきりと収まるよう機能性を追求しています。
既製品では叶わない、空間にぴったりと収まるサイズ感と、木の温もり。小さな工夫を積み重ねることで、忙しい毎日の中に「心ゆとり」を感じられる場所へと仕上げました。
受け継がれる職人の技。指先から伝わる古材の温もり
階段の親柱や手すりには、力強い質感の木材を採用しました。角を丁寧に整えた造形は、職人が一つひとつ真心を込めて仕上げた証です。
窓越しに見える緑を背景に、使い込まれた木の色艶が美しく映えます。毎日手に触れる場所だからこそ、本物の木の質感を大切に。住まうほどに愛着が湧き、時代を超えて受け継がれていく「本物」の魅力を伝えます。
光と風、そして家族の気配をつなぐ意匠窓
お部屋のアクセントとして、木枠の室内小窓を設置しました。レトロな質感のガラス越しに漏れる柔らかな光が、空間に優しさと奥行きをもたらします。
壁で仕切るだけでなく、あえて「隙」を作ることで、家族の気配をさりげなく感じたり、風の通り道を作ったり。古き良き日本の住まいの知恵を取り入れ、現代の暮らしに心地よいリズムを刻みます。


