余談ですが、うちの6歳になる娘の名前が【このか】といいます。その由来と言いますか、元の意味が「木の香り」なのです。
木の香りのような人々を癒してくれるような存在になってほしい、と思ったからです。「木の香り」→「木の香」→「このか」となったのです。
そこで今回は、木の香りに意外なヒミツがあったというお話です。
さて、匂いと言えばこれからの季節、嫌なのがカメムシあの匂いキョーレツですね。もう想像しただけでも気が重くなります。でもなんで、家の中に入ってくるのでしょうか。
それから動物ではスカンク、実際に嗅いだ事はありませんが、失神するほどクサいらしいです。
あと、そうそうどくだみ、煎じてお茶にしたりしますが地面に生えてるのは、素手では触りたくないですね。 なかなか匂い、とれないですよね。
クサいニオイばかりになってしまいました。
では
Q:彼らは、いったい何のためにニオイを
出しているのでしょうか?
はい、そうです。お分かりですね、
敵から身を守るためなのです。
食べられないように、敵の嫌がるニオイを出して自分たちの身を守っているのです。
「カメムシ」の天敵は鳥やネズミなどの小動物でしょうし、
「スカンク」の天敵は肉食動物です。
「どくだみ」も虫や鹿などの草食動物への対策でしょう。
においを動植物が出す理由は、たった1つです。
それは《種(しゅ)を守るため》です。
くさいニオイを出して敵から身を守ることは、生き延びて《種を守るため》なのです。
きれいに咲き誇るキンモクセイがいい香りなのは、受粉してくれるハチを誘っているからです。受粉してくれれば、実を付けることができます。
さらに果物が、甘くいい香りなのも、食べてもらう動物を誘っているのです。
なぜなら食べた動物がどこかでフンをします。そのフンの中には種がそのまま残ります。そこで発芽すれば《種の拡大》すなわち《種を守るため》へとつながるからです。
・・・次回につづきます。