皆さんいかがお過ごしですか?
現在リフォームを進めている古民家に、建具を入れました。
今回使ったのは、もともとこのお家で使われていた建具です。障子や襖の張り替え、建具の調整を行い、再び気持ちよく使えるように直してもらいました。
古い建具は歪みが出ていたり、引き戸が重くなって動かなくなっていたりすることがよくあります。
そこで職人さんに丁寧に調整してもらい、スムーズに開け閉めできるようにしました。
障子は新しい和紙に貼り替え、襖はお客様にお好きなデザインを選んでいただき、新しい紙を張りました。
建具が整うと、空間全体が一気に明るく、風通しも良くなります。
最近は古民家のリフォームをされる方の中にも、「古い建具をもう使えない」と思っている方が多いですが、少しの調整や修理で、また長く使えるようになることがあります。
昔の木の質感やデザインには、今にはない味わいがたくさん残っています。
古いものを大切に生かすことで、お家の記憶をそのまま未来へつなぐことができるのだと思います。
建具一つで、家の表情が変わる――
そんな“再生の瞬間”をこれからもお届けしていきます。