ある時、お客さまが
『座面が25センチ角くらいの背もたれのない椅子を
造ってくれないかしら、姿勢が良くなる椅子よ』
(写真はコチラ)
いったいどういうことですか?
スグに聞いてみたのです。
『わたし、肩の調子がわるいのよ。それで整骨院に通っているんだけど、
そこへ行くと必ず背筋を伸ばして正しい姿勢をさせられるのよ。
治療中ずーとよ、2,30分くらいかしら』
『結構つらいわよ、はじめは特にね。』
へえ~そうなんですかァ。
『でね、その時座っている先生ところの椅子と、
おんなじような椅子がほしいのよ』
『そしたら家でも正しい姿勢のエクササイズができるでしょ。』
『しかも地元の木で作った私だけの椅子だったら最高ぉー、
一生大切にしたーい。』
・・・かなりチャーミングな方ですよ。
それで、どうしてその椅子が正しい姿勢をし易いのですか?
『椅子のかどに浅く座るの、こうよ。
両足は肩幅くらいで、膝の角度は90度・・』
やりながら教えてくださいました。
わたしが再現してみます。
このように、顎を引き、おへそを突き出すようにすると
背筋がSの字になるというのです。
けっして腹を出さぬようご注意を。
「椅子のかどに浅く座る」とはこの赤い部分にちょこんと座る
ということらしいです。深く椅子に座って、背筋がS字になるまで伸ばす
のはかなりきついです。
浅く座った時の方がやりやすいです。
だから、座面が小さい方が良い姿勢を作りやすいのでしょう。
わたしがやると背筋がS字までいきませんね。
この状態でもかなりきついです。かなりむりをしています。
表情からお分かり頂けるかと。
このエクササイズを毎日、数分ずつでいいのでやると
正しい姿勢が身についてくるということだそうです。
ブログの記事を更新している間、この姿勢をするっていうどうですか。
読者登録大募集中です。
家具カタログに戻る